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マレーシア大学生と大阪の高校生の交流会

| 2018年2月1日更新 | 活動レポート

マレーシア大学生と大阪の高校生の交流会 その1

文部科学省がグローバル・リーダー育成を目的として実施しているスーパーグローバルハイスクール制度(SGH)において認定を受けている大阪府立豊中高等学校の学生達が取組んだ国際的な4テーマが課題となりました。どれをとっても社会的にとても重要な課題と、そのうちの2つのテーマをしめていたのが「イスラーム」に関する課題でした。それぞれが、それに対して何を掘り下げたいのかというところから班に分かれて研究をしました。「国内在住ムスリムの墓地問題」「社会を良くするためにイスラームを広めよう」「悪徳は神の作った世ではありえない」「絵本でイスラームを学ぶ」等、私たち社会人ムスリムでもあまり普段考えることがないような内容まで、大変幅広く深みを持った研究をされていました。その学生達から弊会へ日頃気軽に質問を寄せて頂いていたこともあり、またちょうど同時期にマレーシアのサイエンスイスラーム大学から依頼を受けていた目的と一致したため、来日に際して何か日本で出来ないものかと模索していた大学生達を高校生に引き合わせる絶好の機会を設定でき、1月22日に交流会の実施に至りました。

今年一番の寒さと言われる中、マレーシアの大学生らが、同高校を訪問し、高校生の研究に関する質問や意見交換会を開催することになりました。高校2年生は、2クラスの中でそれぞれの班に分かれて研究をしており、同日に2クラス分の研究発表を、大学生15名もそれぞれ3~4名で各班に別れ、高校生の発表を聞きました。慣れない英語で自分たちの研究成果をプレゼンし、意見を発し、質問をする、というサイクルで行いました。中には英語に詰まってしまってうまく表現ができなかったり、言いたいこと、自分の考えを伝えたいのにどう英語で表現していいのか分からなかったり、または電子辞書をたたきながら一生懸命単語を並べたり、「コミュニケーションをとる」ことに勤しんでいました。研究内容も、調査を踏まえ事実と理想とを織り交ぜながら、「日本で外国人が働きだすと、雇用環境が整っていないとダメですよね」「ヒジャーブを被っていると白い目で見られるのが嫌だから、テロリストと言われるのが嫌だから、あるトルコの女性は日本ではヒジャーブを被るのをやめたんですよね」「神さまが作った世界に、悪いことが最初からあるわけじゃないですよね。悪徳は人が作ったんですよね」等、ちゃんと根本的な問題点を理解した上で発しているその意見は、社会人でもなかなか言えない言葉ですが、その深みをこの高校2年生が理解して発していることが素晴らしいと感じました。大学生も、まさかの質問に多少動揺しておりましたが、すぐに落ち着き払い、高校生の意見に耳を傾け、ああでもない、こうでもないと互いに理解し合い、大学生なりの論点を高校生に表す、というようなセッションが生まれておりました。

終わりの会では、日本の学生2名が着物姿で登場し、マレーシアの大学生は持参したマレーシアの民族衣装を男女に分かれて日本の学生に着せたり、ヒジャーブを撒く体験をしたり、異文化交流を楽しむ、というセッションが学生間で行われ、高校生が自分たちで持ち寄ったお菓子を「これはいける」「これはだめ」というハラール性の選別をして、ワイワイ楽しそうに過ごしておりました。周りで補助をしていた教員や私達も学生ら同士の意気投合で予定していなかった交流会になっていたことに圧倒されてしまいましたが、時間がきてもすぐに「おしまい」とは告げずに、温かく見守りました。

途中で降り出した初めて見る雪に歓声をあげはしゃぎだす大学生の女子達を、「おいおい、そんなにはしゃぐなよ」とたしなめ、私達に対して「騒いでスミマセン。スミマセン」と謝る男子陣の一面も。

今回の双方の目的であった「外国人とコミュニケーションを計る」ということに最も相応しい機会となり、互いに国籍、文化、言語を超えた人としてのコミュニケーションを体感したのではないかと思いました。同時に私達がこのような機会をご提供できたことが、少しでも国際社会の理解や、次世代の橋渡しになればと思います。多様性を受入れる、多様性と向き合う、社会みんなで考えていかなければならない時代になりました。今後も私達の社会的責任として、是非次世代を育てていくことに貢献したいと思います。

 

マレーシアの学生と大阪の高校生の交流会 その2

先に交流会が行われた豊中高等学校同様、SGHに指定されている大阪のもう1校である大阪教育大学付属高等学校平野校の学生らも、独自の「乳酸菌を食生活に取り入れ、免疫力を高める」というテーマで研究しており、乳酸菌を食事に使用する習慣の少ない国、マレーシア、ということで以前からレシピに使用する食材のハラール性の確認などを弊会に何度か質問してきており、是非この大学生達が来会する際に自分たちが開発した「乳酸菌を使用したマレー料理」を試食してもらいたい、とのことで1月25日、弊会の大阪平野の事務所へ大学生が来会するのに合わせて試食会を設置しました。元々大学生達にはJHAのお話や、日本でのイスラーム事情、ハラール事情などを聞いてもらうプログラムに試食会をセットする、という流れで想定をしていましたが、大学生が自分たちの昼食に宿泊先のゲストハウスで調理したというナシラマのお弁当を持参していたのです。そして、なんとそのナシラマを高校生も含め、私達の分までご用意頂いていました。しかも、材料や調理器具まで自国から持ってきて調理したというので、驚きました。ムスリム仕様のゲストハウスの需要を改めて感じました。

高校生達に「英語でこの試食会の流れと、期待していることを説明してください」というと、流暢な英語で言葉を丁寧に選びながら説明をしていました。高校生達は自分たちが調理したヨーグルト入りのカレー、ヨーグルトにつけ込んだ鶏肉のサテー、ヨーグルトティラミスを振る舞いました。どのお料理もとても美味しく上手にできていました。最後は大学生にアンケートに答えてもらい、それをまた研究発表の材料にさせてもらう等の説明をしました。

思いがけないナシラマのサプライズも大変嬉しかったですが、なんとも穏やかな雰囲気の「お食事文化交流会」へと発展していき、前回の文化交流会とはまたひと味違った文化交流会となり、大学生達の素敵な思い出にもなったであろうことを期待しています。

 
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