日本ハラール協会は、JAKIM(マレーシア)、MUIS(シンガポール)、BPJPH(インドネシア)、HAK(トルコ)及びGAC(湾岸諸国)とMOIAT(UAE)から承認・認定されたハラール認証団体です。
表題の調査に関して、弊会は2020年10月から2021年2月に実施された同省のハラール認証に関する調査に、調査対象として協力をした。同省において輸出を希望する事業者支援の一環として「輸出先国規制対策課」が設置され、ハラールやコーシャなど宗教的な規格はもちろん、HACCPやGAPなども含め食品・農林水産物の輸出に関する各国の規制及び輸出証明書の発行などの手続きの整備や輸出のための取り組みを支援する。調査はUFJリサーチ&コンサルティング株式会社によるヒアリング形式で行われ資料作成された。また調査結果を説明するセミナーが計4回実施された。弊会も資料作成段階での情報提供及びセミナーにおける質疑応答役として参加した。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/2021_halal-kosher.html
(農林水産省ホームページより抜粋)
同セミナーには毎回50~70名以上が参加し、質問も様々であった。
一番多かった質問はインドネシアのハラール認証に関する最新動向についての質問で、企業の関心の高さが伺えた。また、その他、肉類の認証についての質問もあった。
セミナーではコーシャに関する調査も併せて発表があり、コーシャではアルコール飲料の認証が多いことや、コーシャ認証では食品の原料と製造工程のみを確認し、包装材料の確認はしないこと、牛肉の認証においては部位によっては対象とならないことなど、ハラールとは異なる点があり大変興味深い内容であった。
今回の調査の他、「政府の公的支援策に対する要望」も挙げるよう要請があったため、以下の内容をあげた。
「政府の公的支援策に対する要望」については会員メールにてご覧いただけます。